平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 医療・ヘルスケア分野におけるビッグデータに対する社会的要請と期待は益々大きくなっています。
実際的な研究推進と社会実践の促進、およびそれらを支える人材育成の場が大切と考え、一般社団法人ヘルス ケア・データサイエンス研究所を設立いたしました。
このたび、設立を記念して講演会を開催致しますので、ご案内申し上げます。 ご多用中とは存じますが、どうぞご参加くださいますようお願い申し上げます。
プログラム
13:00 | 開会のご挨拶 「RIHDSについて」 |
13:15 – 14:10 | 基調講演 「リアルワールドデータの意義と価値」京都大学教授 川上浩司先生 医療、健康系リアルワールドデータ(RWD)の利活用により、従来のEBMにおけるエビデンスレベルの考え方の逆転、PMS手法の革命、HTAの促進などがおこりつつあります。今回は網羅的にこれらを俯瞰します。 (質疑応答10分間含む) |
14:20 – 15:30 | 共同講演1 「クリニカルクエスチョンからリサーチクエスチョンへ」京都大学 教授 中山健夫先生 青山学院大学 特任教授 佐藤敏彦先生 研究を成功に導く前提のひとつに、その研究で何を明らかにしたいかを明確にしておくことがあります。言い換えれば『リサーチクエスチョン』をきちんと設定するということです。また、その研究が実社会にどのように役立てられるかは日々の現場で沸き起こる様々な疑問(医療の場では『クリニカルクエスチョン』)をどれだけ反映しているかによります。ここでは現場から発する『クリニカルクエスチョン』から研究に進む第一歩として、『リサーチクエスチョン』にブラッシュアップしていく方法をお話しする予定です。 (質疑応答10分間含む) |
15:40 – 16:50 | 共同講演2 「リアルワールドデータを用いたHTA」国際医療福祉大学 教授 池田俊也先生 東京大学 特任助教 五十嵐中先生 わが国においても、薬価等の保険償還価格の設定や、保険償還の可否など、政策応用への議論が昨今盛んな、医療技術評価(HTA)。リアルワールドデータは、このHTA領域でも有用な情報源となります。今回は、海外の事例紹介に加えて、日本での活用可能性を、実際のレセプト分析例を交えて展望します。 (質疑応答10分間含む) |
16:50 | 事務局よりお知らせ |
17:00 | 閉演 |