医療・ヘルスケア分野におけるリアルワールドデータに対する社会的要請と期待は益々大きくなっています。
京都における医学会総会の直後にリアルワールドデータを用いた科学的アプローチの方向を議論する好機と捉え、
RIHDS春季講演会を開催致しますので、ご案内申し上げます。
ご多用中とは存じますが、どうぞご参加くださいますようお願い申し上げます。
プログラム
13:00 | 開会のご挨拶座長: 中山健夫(京都大学大学院医学研究科教授/RIHDS理事) 佐藤敏彦(青山学院大学大学院社会情報学研究科特任教授/RIHDS理事長) |
13:05 | 基調講演 「データ・ヘルス:なぜ今必要か,そして政府として乗り越えるべき課題」鈴木康裕先生(厚生労働省技術総括審議官) 国家財政難の状況下で医療にも効率化が求められているが、もはや「勘と度胸」ではなく、既に相当程度利用可能となっている電子データを元に、科学的・客観的に先進医療技術の導入を図るべきである。 その際、データ利用のコストや安全性をどのようにバランスさせるかが問われているのではないか。 |
13:50 | 講演1 「データベース研究の事例と政策決定に及ぼすインパクト」Mondher Toumi先生(マルセイユ大学、CEO, Creativ-Ceutical) データベース分析が、HTAをはじめとする政策決定のみならず、「価値(value)」のエビデンス構築にどのような影響を与えるかについて、製薬業界の観点から実例を示しながら説明する。 |
14:35 | 休憩 |
14:50 | 講演2 「わが国におけるHTAの動向とReal World Dataの活用」池田俊也先生(国際医療福祉大学大学院教授/RIHDS理事) 欧州諸国では、薬物療法などの各種医療技術について費用対効果などのHTA(医療技術評価)を実施し,保険償還の可否や価格設定の参考としている。わが国においても2016年度より試行的導入の方向で中医協において検討が進んでいる。今回は、レセプトデータなどのリアルワールドデータを用いたHTAの実際と今後の方向性について講演する。 |
15:20 | 準備と休憩 |
15:30 | パネルディスカッション座長:中山教授・佐藤教授 パネリスト:鈴木先生、Toumi先生、池田先生 |
16:00 | 閉演 |