講師紹介(五十音順)
岩上 将夫
筑波大学医学医療系 教授。2008年東京大学医学部卒、2008-9年同医学部附属病院初期研修。2010-11年徳洲会湘南鎌倉総合病院腎免疫血管内科後期研修、2012年東京大学公共健康医学専攻公衆衛生大学院、2013年東京大学医学部附属病院血液浄化療法部特任助教、同年ロンドン大学MSc Epidemiology、2014-18年ロンドン大学PhD Epidemiology and Population Health、2018年より筑波大学医学医療系助教、2022年より准教授、2024年より現職。日本薬剤疫学会評議員、日本薬剤疫学会誌編集委員、国際薬剤疫学会誌(Pharmacodpidemiology and Drug Safety) Associate Editor、等を兼任。
岩崎 幸司
武田薬品工業株式会社にて30年間にわたり医療用医薬品(抗アレルギー薬、消化器用薬)の臨床開発(治験実施、薬事申請)に携わり、臨床開発、データマネジメント、医薬情報(PMS)、メディカルアフェアーズ(エビデンス構築)部門の責任者を経て、2017年より現職に至る。現在は、若手医師に対して臨床(観察・介入)研究のプロトコル作成を指導中。
漆原 尚巳
北海大大学薬学研究科修了後、製薬企業に臨床開発及び安全性監視業務に13年間従事。京都大学医学研究科社会健康医学系専攻にて博士号取得。その後、京都大学医学研究科薬剤疫学分野、医学部医の倫理委員会を経て現職。専門分野は薬剤疫学及びレギュラトリーサイエンス。日本薬剤疫学会現理事長。
尾島 俊之
1987年 自治医科大学医学部卒、1992年 愛知県設楽保健所長、1995年 自治医科大学公衆衛生学教室、2006年より現職。健康寿命や災害対応等を含めて、現場の保健活動に根ざした教育、研究を実施している。日本疫学会、日本公衆衛生学会、日本循環器病予防学会、日本災害医学会等に所属。
柏木 賢治
1986年山梨医科大学医学部卒業。専門は眼科学。眼科に加え地域医療連携にも従事。現在の中心的な取り組みは緑内障に関する基礎ならびに臨床研究。最近はビッグデータ人工知能研究を進めている。さらにIotとAIの融合による新しい診療体制の構築を進めている。
木村 丈
医師 医学博士(薬剤疫学)リアルワールドデータ株式会社に2016年に参画し電子カルテデータベース構築に初期段階から貢献。2019年、製薬企業・アカデミアにデータベース研究・利活用支援を行う解析企画部を立ち上げ。2022年には同社の取締役に就任。2022-2023年は京都大学大学院 デジタルヘルス学産学共同講座 特任助教としても勤務。
後藤 温
横浜市立大学大学院データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻教授 。2004年に横浜市立大学医学部医学科を卒業後、2012年に米国UCLA疫学博士課程を修了し、国立がん研究センター室長などを経て、 2020年より現職 。 専門は疫学 。公衆衛生および臨床医学の課題に対して、疫学方法論を応用した研究を行っている。
金 雪瑩
2015年から筑波大学ヘルスサービスリサーチ研究室に所属し、約6年間全国レベルの介護レセプトのデータベース構築・運営からデータマネジメント、データ分析を行い、分析結果を多数の国際雑誌に掲載した。
曽根 博仁
1990年筑波大医学群卒。米ミシガン大学内科研究員、筑波大学水戸地域医療教育センター内分泌代謝・糖尿病内科教授等を経て2012年より現職。JDCS、JDDM、JDCPを始めわが国を代表する多数の大規模臨床研究の運営に携わり、現在はさらにリアルワールドビッグデータを駆使した糖尿病・生活習慣病臨床研究を推進中。日本糖尿病妊娠学会副理事長、日本疫学会・日本臨床栄養学会理事他。
田中 司朗
東京大学疫学・生物統計学教室で学位取得後、京都大学探索医療センター(特定助教)、社会健康医学系専攻薬剤疫学(准教授)を経て、2017年より現職。臨床統計家育成コースにて、臨床試験の統計専門家の教育を行う。主な担当科目は、臨床試験、臨床試験の統計的方法、臨床研究データ管理学。2014 年度ベストティーチャー賞受賞。所属する多施設臨床試験グループは、日本小児がん研究グループ(JCCG、統計委員)、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG、効果・安全性評価委員・プロトコール審査委員)、骨粗鬆症至適療法研究会(A-TOP、実行委員)。主な学外活動は、日本薬剤疫学会評議員、日本骨粗鬆症学会評議員。医師向けのテキストとして「短期集中! オオサンショウウオ先生の医療統計セミナー論文読解レベルアップ30」を執筆。震災後に、放射線生物学から疫学までの科学的根拠をまとめた「放射線必須データ32」を編集。
谷原 真一
1992年岡山大学医学部医学科卒業後、岡山大学大学院医学研究科(衛生学専攻)にて国保レセプトデータを用いた研究により1996年に博士(医学)取得。以後、自治医科大学、島根大学、福岡大学、帝京大学大学院公衆衛生学研究科を経て、2018年6月より現職。国保、後期高齢、健保組合、介護保険など様々なレセプトの分析経験を持つ。
寺島 玄
2013年から株式会社日本医療データセンター(現:JMDC)に参画。入社以来、製薬企業/医療機器会社に向け医療データ活用のコンサルティングを行い、各社のデータ利活用の基盤整備に尽力。現在は製薬企業のDB研究支援を行い、日々、研究のサポートや事業拡大を模索中。
中山 健夫
1987年 東京医科歯科大学医学部卒、臨床研修後、同大難治疾患研究所、米国UCLA、国立がんセンター研究所室長を経て、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻助教授、2006年 同教授、2016-9年 同専攻長・医学研究科副研究科長。社会医学系専門医協会社会医学系専門医・指導医、日本公衆衛生学会認定専門家、日本疫学会上級疫学専門家・第30回学術総会会長(2020年)
野田 龍也
2001年九州大学卒。研修医の後、2003年九州大学大学院博士課程進学。2007年国立大学法人浜松医科大学助教、2014年奈良県立医科大学講師、2020年より現職。文部科研・基盤研究(A)や厚労科研など、国の8研究班で研究代表者(現任4つ)。NDBユーザー会世話人。NDBの分析基盤構築に研究側から携わる。大阪市在住。
能登 真一
2001年より新潟医療福祉大学。金澤大学大学院医学研究科博士課程修了。研究テーマは医療経済学、とくに費用効果分析におけるQOL評価。ISPOR日本部会会長(2021~2022年度)、QOL-PRO研究会理事。
原 梓
東北大学、国立がん研究センターにて循環器疫学コホート研究やがん疫学コホート研究に参画してきた。その後ベルギー、オランダにて、国外のコホート研究にも携わり、2019年に慶應義塾大学薬学部医薬品開発規制科学講座に着任。2024年度より現職。現在DB研究にも取り組んでいる。日本薬剤疫学会、日本疫学会、日本臨床疫学会等に所属。
細見 光一
近畿大学薬学部准教授。京都薬科大学大学院修了。1993年、日本チバガイギー医薬事業部。1997年、西神戸医療センター薬剤部。2010年より現職。
村上 義孝
東邦大学医学部社会医学講座医療統計学分野 教授。1993年 東京大学医学部保健学科卒業、1998年 東京大学大学院医学系研究科保健学専攻博士課程修了(保健学博士)、2014年より現職。
横山 聡
近畿大学薬学部 臨床薬学部門・臨床薬剤情報学分野 講師。2002年に長崎大学大学院薬学研究科を卒業。臨床薬剤師として病院や薬局を経験したのち、2018年から近畿大学薬学部臨床薬学部門臨床薬剤情報学分野において、レセプトデータベースや副作用自発報告データベース、バイオインフォマティクス関連データベース等のビックデータ解析に関する研究に従事。